母の念願だった冷凍寿司の開発
VOICE01
有限会社清広食品
商品のリニューアルに踏み切ったのは、味をよくしたいというのももちろんですが、冷凍寿司を開発したいという想いがありました。実は、25年ほど前から母が「冷凍寿司を作りたい」と言っていたのです。2003年ごろに瞬間凍結機を購入していたのですが、どうしても納得のいく仕上がりにならず商品化できない状態が続いていました。そんなときに出会ったのがプロトン凍結機。コロナ禍になり、各社から発売された凍結機を試した中でも、プロトンで作ったお寿司が格段においしかったです。
バッテラというのは、酢の締まり具合など、時間によって味が変化する商品です。清広食品では夜中にお寿司を製造するため、お客さまの手元に商品が届くまで最低でも4、5時間はかかってしまいます。駅や空港で販売する商品となると、いつお客さまの手元に届くかわからないため、同じ味でお届けすることが難しいのです。しかし、冷凍寿司なら解凍後、お客さまのお好きなタイミングで食べていただくことができるため、できたての味を届けられるだけではなく、好みに合わせて味を調整できるというのが一番のメリットだと感じます。
押し寿司の冷凍化に成功し、福岡でしか販売できなかった商品を、プロトン凍結機を使うことで全国へお届けすることができるようになりました。材料にこだわり抜いてリニューアルした商品ですが、これが完成形というわけではありません。これからも改良を重ねながら、皆さまに“おいしい”と言っていただけるような商品づくりを続けていきたいと思います。